鈴鹿HMS

2009年1月18日 (日)

2009年初HMS

1月18日今年初の鈴鹿サーキットHMSに参加。
実は1月2日「ふれあいミーティング」の雨天走行で未熟なライテクが露呈、かなりへこんでいた。
この日も天気は今ひとつの予報。不安・・・

今日の中級のインストラクターは、、NイントラとOイントラ。選んだバイクは、悩んだ末、CB400。
Imag0094
雨が降った時を考えてCB1300は見送った。消極的ーー!
午前中は曇り空ながら完全ドライ。
ブレーキング、Jターン、パイロンスラロームと基本練習中心でウォームアップ。
今回はパイスラで収穫。
今まで2速で総てのパイロンを走行していたが、7m間隔を3速で走ると、リズムも良く速度も上がって前走車に楽に付いて行ける。
アイドリングでのスラロームでは、膝での倒し込みとステップ入力のコツがわかった。よーな気がした。
ここで昼食。
2009年初HMS
美味い幕の内だ。
午後のコーススラ
ローム。
ウォームアップ走行するころにはポツポツと雨が。
一時間程走ると本降りとなった。路面は完全ウェット。
この雨のおかげで、バランス良く攻めることが出来た。
徐々に路面が濡れてくれたので、タイヤ温度の上昇と体の慣れが上手くマッチしたのだろう。これも大きな収穫だ。
今日の走りをCB1300で出来るように。次回の課題で本来の目標でもある。
今年はガンバるぞー!

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2010年7月18日 (日)

HMS鈴鹿・サンライズスラローム

梅雨、明けたようですね。17日土曜日また晴れちゃいました。

今日はほぼ一年半ぶりのHMS参加です。今回はサンライズスラローム。

朝8時~11時と時間は短いものの、ローススラロームに特化したコースです。か

自宅から鈴鹿まで京滋バイパス-新名神-名阪道を利用して100kmの道のり、余裕を見て4時半起床、5時半出発です。

さすがに3連休の初日、高速は車が多く、明け方からの霧発生で混雑してます。

鈴鹿ICを降りる頃、シールドにポツポツと当たる物が「まさか!?」しっかりと通り雨に降られました。

鈴鹿辺りは雲の流れ方が違うようで、油断できませんね。

7時過ぎ鈴鹿サーキット教育センターに到着です。

Img_0016

センターの場所は、ホームストレートエンドに位置します。

来週から始まる8耐の練習でしょうか、高回転の良い音がメーンスタンド越しに聞こえていました。

Img_0011

コレが今日走る練習コースです。

手前の白線部分が前半のコース部、向こう側の林立したパイロン群が後半部のパイロン部です。

パイロンの配置は毎回異なります。

この日のパイロンは、久しぶりのせいかタイトな配置でした。

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8時からオリエンテーションの開始ですが、一緒に参加予定の いちぞーさん がまだ来てません。

インストラクターが入室されると同時に、いちぞーさんがセンターへ駆け込んで来るのが見えました。

間に合って良かった。やはり高速の渋滞にはまったらしいです。

料金がリーズナブルなこととコーススラロームに専念できるため、参加者は定員の20名。

初参加者は無く、常連さんが多いようです。

インストから水分補給と休憩を多めに取るよう注意があり、準備体操の後、マット運動?です。

転倒時の身のこなし方の練習で、柔道の受身のようにするのではなく、ゴロゴロと両手を万歳し横に転がる練習です。レースのように滑るのではなく一般道ではゴロゴロが怪我が少ないとのことでした。

バイクの選択

中級で始めてCB1300をチョイス。ABS付です。

Img_0018

前置きが長くなりましたが、十分なウォームアップでタイヤを温めたり、バイクの調子を見たり、体調リズムを整えた後、コースイン。

最初は、インストラクター先導で一列で何周か回りコースを頭に叩き込みます。ここまでは全員余裕です。

徐々にペースが上がって行くに連れ、互いに前後を譲り合って気持ち良くペースアップをトライできる位置を見付けます。

体もほぐれた頃、一台ずつのトライ開始。コーナー一つ分間隔を開けてスタートします。

もちろん全開。持てるテクニックを最大限発揮し全開です。

今一つペースが上がらない。ラインが安定しません。バンクが一発で決められないパイロンもいくつか。

私の場合、ギアは2速キープ。ブレーキレバーは中指一本掛けにしています。ステップは土踏まずから少しつま先側に置き、ブレーキペダルにはつま先を置いてます。

バイクはステップ、くるぶし部、そしてニーグリッブで安定させハンドルには出来る限り体重は掛けません。

何本か走り込んでいると、いちぞーさんが近付いて来て私の後ろを走りたい様子。

それは突然起きました。ハプニングです。

コースの入口と出口には少し大きめのパイロンが2個1m程の間隔で並べられていますが、私が出口で右側のパイロンを不用意にリアのガードに接触させ倒してしまいました。

そのままでも支障なく後でインストラクターが起こしてくれるのですが、振り返るといちぞーさんがパイロンを起こしてくれてました。

HONDAのCMで子どもが前走者のパイロンを起こしてるシーンを思い出しました。

「有難う。いちぞーさん」と合図しようと再度振り返ると、なんと

いちぞーさん、立ちゴケしてます。

右足でパイロンを起こそうとしてバランスを崩し、そのままコケたようです。

「いちぞーさん、ごめんなさい。ごめんなさい。」m(. ̄  ̄.)mス・スイマセーン

と、心の中で何度もお詫びしました。ホントです。

そのことがいちぞーさんのリズムを狂わしてしまったようです。

休憩後、インストラクターに後ろを走ってもらいアドバイスを得ます。

ポイントはふたつ、

(修正前)

ジムカーナのような場合リーンウィズで走りますが、私は常にヘルメットの位置をバイクのセンターに置き、上半身をコーナーの出口に振っていました。

(アドバイスその1)

鼻をイン側のグリップエンドの上まで持って行く。したがって左右のコーナー毎にハンドル幅分上半身を振ることになります。その時、左右の眼は水平を保ちます。

(修正前)

コーナーの奥で一気にブレーキングしターン。

(アドバイスその2)

コーナーの手前からブレーキングラインを長めに取り、軽めのブレーキでパイロンをデッドに攻めないでコーナリング速度を高く保つ。

試してみると今までギクシャクしてたのが流れるようにスムースに・・・

重心位置がコーナーイン側のハンドルエンド近くに有るのが実感でき、安心してアクセルを開けられます。

次にインストラクターに前を走ってもらい、ライン取りのレクチャーです。

トレースするとスムースです。

安定したコーナリングが出来るようになるとサスの動きも判るようになります。

コーナーリングでリアブレーキを残しますが(フロントもリリースし気味で)、アクセルの開度に会わせて尾底骨から背骨を通して体重がリアサスとバランスしてるのが体感できます。

尾底骨に体重を感じながらアクセルを開けると気持ちよく速度がのって行きます。

しかし次の課題として、コーナリング中のセルフステアをまだ阻害気味で、イン側にハンドルを切り足してバイクを起こしてます。CB400の時は出来てたのですが、CB1300では恐怖心からか頭と身体が一致してません。

次回課題は

CB1300でセルフステアを完璧にする。(次回マスター出来るでしょう。)

1速ギアの制御にトライする。(コレは先が長そうです。)

たっぷりと汗を掻いた後、ロビーでいちぞーさんと、この日別のコースに参加されていた私が師匠としている(勝手にですが)HMSの主的存在のヒロさんも合流してライディング談義。

技術的にも体力的にも非常に充実した1日でした。

いちぞーさん、リズムを狂わせてしまいホントごめんなさい。

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2010年8月21日 (土)

鈴鹿HMS・Rコース体験

夏休みの最終日、鈴鹿HMSに参加してきました。
今回は「中級Rコース体験」コース、午後1時から7時までの中級だがサーキットの体験付きというある意味お得コースです。

午後からということで、チョット遅めの9時に自宅を出発。
コースは、オール下道。R307-R422-名阪道-関IC-農道-鈴鹿。100km足らずの道のり。
初めて関からの農道でしたが、信号も交通量も少なく快適に走行。2時間ちょいで着いちゃいました。

ロビーで昼食のパンをかじりながら時間待ちをしてると、参加者と思しき二人の年配の方の会話が・・・
「5名が1グループでインストラクターに続いて走るんですよ。」
過去の参加経験者らしいです。
「後ろのグループになる程速度が遅いんで出来るだけ前のグループに入ったほうが良いですよ。私は遅いですけど・・・」

なるほど、有り難い事前情報ゲットである。

さて、今日の参加者は15名。暑さの為か定員割れです。
本日のインストラクターはNイントラとTイントラ。お二人とも始めてお顔を拝見した。といっても今回で5回目ですけど。

Nイントラは口調が非常に丁寧で,盛んに参加者の体調を気遣っていた。
最近、熱中症でダウンした参加者がいたようて゜、事前の水分補給と手のツリや足の痙攣などの初期症状の注意がありました。

大まかなスケジュール説明の後準備体操。
体操をしながら「左右どちらのターンが苦手ですか。?」の質問。
殆どが右ターンが苦手らしい。
私にはどちらも苦手意識がない。(というより、得意がない?)(ーー;)

右利きの場合、左足が軸足の人が多く、軸足中心に右手で左にターンが自然に出来やすいからだとの説明。
私は投手経験があるので右足軸は自然に出来ているなぁ・・・。

ここから先は、ダラダラと文章が長くなります。
インストラクターからのアドバイスと自分なりに会得した勘所を記録しますので、適当に読み飛ばしてください。

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車両は今回もCB1300の9号車、前回と同じ車両だ。

タイヤの状態も良いので車庫から引き出し整列すると、先頭になってしまった。

後ろが早ければ前後を変わればよいので、行けるとこまで行くことに。

以下、インストラクターのアドバイス(★)を記憶の限り記載します。興味のある方は是非参考にしてください。

①ブレーキング

外周コースを使用し、50~60km/hからの制動です。制動距離の設定はありませんでした。

★「シートにドカッと体重を掛けたままではなく、お尻が浮かない程度にステップにしっかり荷重をかける感じでブレーキング。」

感覚をつかみやすいように、最初はリアブレーキのみで行います。

パイロンを目印にブレーキング・・・。
ABS車は全く止まる気配無く、リアを左右に振りながらインストラクターを通り越しはるか先で停車。

「速度が速すぎですよ。」の指摘。

「・・・」

ステップ荷重の感覚がつかめたところで、前後ブレーキを使います。

★「姿勢を安定させるために最初のブレーキを加減して、掛け足すのではなく。一気にレバー位置を決めたら保持する。」

「止まる直前のクラッチ操作で崩したバランスを右ブレーキレバーで調整してますよ。」
止まる寸前、クラッチを切った瞬間少しハンドルを補正したのをしっかり見られてました。

3回目でOKが出ました。

②パイロンスラローム

6~7.5m感覚でパイロンが直線状に並んだ直線パイロンと、不規則に左右に配置されたオフセットパイロンをこなしながら外周コースの周回をします。

前走が二つ目のパイロンに入ったときに後続がスタートします。
私を先頭にぐるっと一周してスタート地点戻ってくると、まだ半数近くが待機状態。
そして2周目、なんとオフパイセクションのパイロンが半数近く倒れています。
今回のレベルは低い予感が・・・。

2,3周走行後全員集められレクチャーです。
「殆どの方が動いてるバイクに跨ってるだけです。もっとバイクを操作しましょう。
スポーツなんですからもっと身体を使いましょう。」

自転車を持ち出して、例のごとくセルフステアの原理を説明した後、イントラのデモンストレーションです。
フロントホークが上下に大きくストロークしながら素早く左右に倒しこんでます。
(今日のインストラクターは、全員CB400に乗られてます。)

「ハンドル操作は行ってません。倒れこんだバイクが勝手にハンドルを切ってくれてます。
バイクが曲がりたがっているのを手で妨げてはいけませんよ。」

★「スラロームはリズムです。」
★「パイロンとパイロンの中間を通過しましょう。通過出来ない人は、前の人に追いつこうと焦ったり、後ろの人が気になり慌てたりしてませんか。?
パイスラはメンタルが左右するドリルです。」
★「アクセルは、1・2・3・4と開けましょう。1・・4なんてならないように、常にチェーンの張りを感じましょう。」
★「ニーグリップは必要ない時はしなくて良いですよ。」

今回の私のテーマは、”膝とステップワークによる素早いターン” です。
ステップワークで切り返す。
直パイでは身体を左右に振って体重移動が出来ないので、ステップ入力でバイクを倒しこみ、セルフステアを引き出します。

「皆さん、目線はどこ見てますか。?」

(2個先のパイロン・・・)と心の中でつぶやく。

「パイロンじゃないですよ。」

「・・・

★「私は、3秒先のラインを見てます。」
パイロンは眼の端で見て、ラインを見るのがコツのようです。

これはナイスアドバイスゲットです。今まで何個か先のパイロンを目標にしてましたし、教習所でもそう教わりました。

何周かするうち、コツがつかめてきました。
パイロン側(曲がる方向)のステップを踏み込むよりもアウト側のステップを抜くと同時に、持ち上がった膝を垂直ではなく、タンクをパイロン側に倒す方向に入れてやると・・・・・
一気にターンします。
膝を蹴り込むようにするのが理想ですが、まだ勇気がありません。
というか、あまりターンが早すぎるとリズムが合いません。
2,3個は素早く行くのですが。

コツは、ステップを入力するというよりアウト側ステップを持ち上げると、自然にイン側ステップ加重が行えることが判りました。リズムを掴めば徐々に上げた膝でタンクを内側に押し込んでやると更に切れ込みます。

③180度パイロンターン

次は、10m程の間隔で左右2列のパイロンを180度ターンを繰り返します。

進入時に倒しこんだバイクをセルフステアを強制的に使い、クルンッとターンしてバイクを立て、次のパイロンにアプローチします。

この2次ターンをせずにバンク角だけでクリアすると、次のパイロンのアプローチが近付き過ぎてクリア出来ない。というドリルです。

これは直パイでコツを掴んだ後なんで問題なくクリアです。

★「パイロンのアプローチでは、内側のお尻に体重を掛けて。」
★「コツは、ターンする時、イン側前に体重を掛けたいでしょうが、腹筋と背筋を使って内側の腰を引く様に、イン側後ろに体重を掛けることです。」

しっかりと内側に身体を入れると、一瞬内側のお尻に体重が乗ります。
この時、ブレーキングは前後です。
リアブレーキで速度を調整しながら、フロントをリリースしてゆきます。
パイロンがバイクの中心あたりを通過したあたりで、後軸を意識してアウト側のステップを抜いてあげ、心もちタンクを膝で内側に倒すと、・・・クルンとバイクが自然にターンしてくれます。

右側に2次ターンをした瞬間、ブレーキペダルを親指の付け根辺りで操作していたため、つま先が接地。当然ブレーキも深く踏み込まれ、バランスを崩し危うく転倒しそうになりました。ブーツでなければ指を骨折していたでしょう。ライディングギアに救われました。

スポーツ走行時のブレーキングはブーツの先端で操作しましょう。

それ以降は問題なく、インストラクターからは
「○○さん、良いですよ。その調子で反復練習してください。」
と名前も覚えてもらいました。

④コーススラローム

最後は、幅2m程のS字コースとパイロンを組み合わせたコースを走ります。
コレまで覚えたテクニックを使って目いっぱいアクセルを開け、タイムを縮めます。

最初は、インストラクターに続いてゆっくり走行し今日のコースを覚えます。
いつもより距離が長いです。覚えるのが大変そう。

2周回った後、
「徐々にペース上げます。」とイントラ
相変わらず私が先頭です。と突然スタートからイントラが猛ダッシュです。
2つ目のコーナーでステップ擦ってます。
後に続いてアクセル開けますが、いつもより長いコースを2周で把握できてない生徒がほとんど、私もパイロン2個ほど倒しました。

「いきなり上げ過ぎましたね。まずコースを覚えましょう。」
当たり前です。コースを覚えない者同士が走ったら正面衝突の危険もあります。
と、ここで「先頭変わりましょうか。」
と2番手に下げられました。
そのおかげで集中して自分の走りが出来ました。

コースセクションでは、ラインが自然とイメージ出来るんですが、パイロンセクションに入るとラインのイメージが消えパイロン目標で走ってしまいます。
(こいつを克服すればステップアップの予感がします。)

とくに私に対するアドバイスも無く淡々と走っていると、突然テールにイントラのバイクに張り付かれました。
色バイに追尾されたようで一瞬動揺しましたが、ライディングをチェックしてくれるので張りきって今日の総仕上げのつもりで走ります。

走行後、「大きいバイクを良くコントロールされてますよ。フォームも良いし、かっこ良いですよ。(o^-^o)」
とくに問題点は無いようです。なにより、かっこが良い。これは最もうれしい一言。
何をするにも外観、フォームが一番重要ですからね。見た目が大事。

アドバイスを欲しそうにしていると、
「パイロンにもう少し近づいたほうが良いですね。
パイロンに近いほうがタイムが上がりますから。」

タイムアップの言葉が出ました。
やはりラインどりが肝になりそうです。
次回の目標が見えてきました。

次回は、直パイとライン取り。教習者はCB400で決まり。

⑤サーキット体験走行

最後は35℃を越す猛暑の中トレーニングに耐えたご褒美。
教室に集合し注意事項を聞きます。

「サーキットはレーサーたちが、命を掛けてコンマ1秒を争う神聖な場所です。ふざけて走ることの無いように・・・」
イントラの後方で四輪の教習者が横転したことも有ったとか、歯抜けの番号はそのためらしい。

イントラに続いて5名づつカルガモ親子のようにA,B,Cグループの順に走ります。
私は、Aグループの2番目。
昼間は1時間借り切ると数十万円とのこと、最終組なので格安らしい。

早速コースへ・・・
日も傾き、暑さは去ってます。
ピットロードに入ると、NSXのオフィシャル車が2台並んでます。
ここで最後の車両チェック。オイル漏れは厳禁ですから。

そしてコースイン。
爽やかな風が流れてます。
塵一つ落ちてないコース。路面が改修され、光の反射が無く吸い込まれそうです。
実は私はレース限定のゲーマー、コースとラインはグランツーリスモで無数に周回しているため頭に焼き付いてます。
しかし、現物の雰囲気は違います。コース自体は全く同じですが、思ったより起伏がボリューム感が有ります。
何と言っても空気が張り詰めてます。
視界の80%以上がコースを見れてレーサーが集中して走れそうです。
さすがの国際コース。
ラインもイメージとピッタリ、1コーナー、逆バンク、スプーンへのアプローチはラインが何本も有る感じですね。
速度は速くないですけど、イントラが走ってくれるレコードラインをトレースするのは面白いし、5cmズレても加速ラインが変わって置いて行かれる日とも・・・
スプーンの立ちあがりは、登りということも有りしっかりアクセル開けられます。
130R手前で速度は130km/hほどでした。

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Rコース付の半日コースは、初心者も多くて私に対してのアドバイスは少なかったのですが、確実に課題はクリアできました。
そして次回の課題も見つかり、有意義に過ごせました。
なにより猛暑の中リタイヤせずに走りきった57歳でした。

Stg01  Stg02

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2010年12月 8日 (水)

HMS上級に初参戦

12月11日の鈴鹿サーキットHMS上級に参加申し込みをしたところです。

もちろん上級は初です。
中級のカリキュラムに少しあきてきたのと、前回の中級で手応えのようなものを感じたからです。

パイロンスラロームとライン取りに課題を残していますが、上級でも練習できるので思い切った次第。
チョイスするバイクは、CB400の予定。
バイクへの入力と返ってくる挙動がダイレクトに感じれるベストバイクです。

もちろん最終目標はCB1300で上級クラスの中盤辺りを走ることですが・・・

久々のHMS、今から楽しみです。

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2010年12月22日 (水)

鈴鹿HMS上級レポート

12月11日鈴鹿サーキットHMS上級受講レポートです。
いつものようにダラダラ長くなるので、HMSの雰囲気は写真で味わってください。
インストラクターのアドバイスは参考になるので、興味のある方は後半をお読みください。

本日の参加者は定員20名のところ、11名と定員割れ。
教室に入ると既にスケジュールがホワイトボードに記載されています。

Img_0529_r「J ターン」は中級には無い練習課題です。
「スラローム」とあるのは「コーススラローム」のことです。
昼食をはさんでタップリ設定されています。
今日は中級も開催されているので、「パイロンスラローム」が最後になっています。

まず、”カルテ”と呼ばれる用紙に自分の本日の課題を記入します。
終了時には、イントラからのアドバイスなどを記入します。
カルテ一枚に4受講分記入出来るんですが、殆どの参加者が数十枚カードケースに分厚く納められています。
今回が六回目の私のそれは2枚とペラペラ、テクニックを象徴するようにカルテまでも薄っぺらい。

インストラクターの紹介の後、各自の本日の体調、目標(課題)を発表します。
私は、「パイロンセクションのライン取り」
そして、天候の確認
午後から雨の予測なので濡れた路面の注意事項。
一般の道路よりもグリップは高いが要注意とのこと。
(中略)・・・・
ストレッチ体操等の後、バイクをチョイスします。

Img_0518_r 手前にCB1300SF、奥がCB750、画面の外左がCB400他
CB1300はABS付きも選べます。

[情報]CB1100数台が納車済みで、安全ガード取り付けなどの整備待ちでした。
HMSデビュー間近。人気車になること間違いなし。

Img_0514_r

コーススラロームの入り口です。

Img_0516_r 前半部分がラインや縁石のあるコースセクションで、後半がパイロンの間を抜けてゆくパイロンセクションになってます。

Img_0515_r ラインが浮かんできますか?
コースセクションでは容易にイメージできますよね。
でも、パイロンセクションでは・・・

Img_0520_r さぁ教習スタートです。

「Jターン」と呼ばれる練習課題
オーバルの外周コースを使い、200m程のストレートをフル加速でスタート、アール部分を減速しながら走行、中央で直角にインコース部へ進入する練習。
ストレートは3速まで全開、速度をコントロールしながらコーナリング、直角コーナーは2速で進入です。
ブレーキングとシフトダウンをストレートエンドで終了しても,減速しながらアールに突っ込んでコーナリング中にシフトダウンしてもどちらでもライダーにお任せ。

私が今回練習車に選んだのはCB400,その理由は後で詳しく。
スタート直後はトルクがない為イライラするが、8000rpmを越えた辺りからはVTECらしく甲高い官能的なサウンドと共に気持ち良くダッシュ、一気に10000rpmを超える。
ストレートエンド、3速で90km/h前後から軽いブレーキングでコーナー進入、回転を合わしつつ2速にシフトダウン,白線を踏まないようにクイックにコースイン。
四つの連続S字をクリアしてコースアウトした後スタート地点へ戻ります。

ところが今日の参加者は11名、スタート地点に戻った時に一人、二人がスタート待ちの状態。
のんびりS字を走ろうものなら、前走が既にスタートしていて即スタートする忙しさ。
Jターンの練習なのに戻る途中も必死のコーススラロームという、のっけからハードだ。

[イントラのアドバイス]
「しっかり速度を落としてから回転を合わせてシフトダウンするように」

結構高い回転域でシフトダウンしてリアをロックさせふらついた時のお言葉。
エンジンブレーキを意識したのですが、ロックするリスクを考えるとブレーキメインで速度を落とし、低い回転域でシフトが良いらしい。
100%ノーミスでクリアできるタイミングで、ということでしょう。

タップリウォーミングアップした後、タイヤの温度を確認します。
「・・・?」
私のタイヤ温度が明らかに低い。
隣のライダーのタイヤを触らせてもらうと、いつもの感じの温度です。
「私の走りが大人し過ぎるのでしょうか?」

続いて「コーススラローム」です。
ここまでは最後尾から2台目を走ってましたが、最後尾の女性ライダーさんにお願いしてラストを走らせてもらいます。

実はこの女性ライダーさん、HMSでは超有名な方でめっちゃくちゃ早いんです。
それを知っている私は、事前に手を打っておきました。 

中級と比べるとパイロンセクションがすごくタイトです。
CB400なので問題なく通過できますが、CB1300だと恐らくかなり手こずります。

「CB400選んどいてよかった。ヨカッタ」

前走には着いて行けますが、各コーナーで一呼吸ずつ離されます。
イントラから、「上体が硬いですよ。」の声が・・・
まだまだ力みが有るようです。

[イントラのアドバイス]
「もっと視線を前に」

中級でも最初同じことを言われ、改善されたと思ってましたが、ここではもっと前にという意味らしいです。
コーナーのクリップを抜けるとき、次のパイロンに向け状態と頭を振りますが、上級者はすでにアクセル全開。(私は、クリップ過ぎてから全開)

クリップ前のターン、即2つ先のパイロンに上体を倒し、全開です。

ターンからクリップまでの僅かな時間差が一呼吸離される原因でした。
原因がわかってもすぐに解消される問題ではないです。

さすがに上級、パイロンが殆ど倒れてません。
中級との差はこんなところにも現れます。
したがって週回数も順調に重ねられ、距離も増え、疲労も・・・

やはりタイヤは暖まって来ません。
昼の休憩を利用して乗り換えることにします。

空気圧をチェックして、午後のレッスン開始です。
ウォーミングアップ後のタイヤチェックで温度も順調に上がり「コーススラローム」の後半です。

上体が硬いとの指摘、意識して抜いてるつもりでも自然と力んでしまう。

後ろに追走してくれたイントラさんから、
「左コーナーは上体がしっかり出口方向を向いているけど、右コーナーは頭だけしか向いてませんよ。」との指摘。

自分では左右の苦手意識はまったく無かったのだが・・・
でも右コーナーの体重移動が左ほどではないことは、ツーリング時にも感じていた。
鋭いご指摘です。

イントラさん
「上体移動を規制してる何かがあるんですよ。」
と、右手首の硬さや右ひじの力みを指摘された。

HMSではクラッチは殆ど操作しないので、アクセルと右ブレーキ(私は常時中指だけを使ってます。)で右腕がガチガチなんでしょう。

しかし、原因がわかってもすぐに解消できる内容ではないです。

スタート前の待機場所で、ベテランのブログ友さんからリアブレーキのフェードを伝えられる。もちろん私は大丈夫。
有名女性ライダーさんもフェード気味らしい。

リアブレーキをかなり引き吊りながらの走行らしい。
これはヒントになりますね。

休憩後、最後の課題「パイロンスラローム」です。
ところが、冷たい雨が降り出し路面はウエット状態。
バイクで来られたという参加者が途中棄権。
「車で来てよかった。」

イントラさんアドバイスで、濡れた路面と白線部分のグリップの違いを靴底で全員が確認。
「白線部分ではアクセルを開けないように。」

持ち上げたひざを内側に倒し、交互にクリア。
と行きたいところですが、途中雑念が入るのか同じリズムを刻めません。
パイスラはメンタルな部分で大きく左右されます。

リズムがうまく取れない旨を伝えると、イントラさんから
「私の場合、1(イチ)、2(ニィ)と声を出してリズムとってますよ。」
とのこと。

実行してみると・・・
メットの中で「イチ、ニィ・・・」と声が次第に大きくなります。

上々です。リズム良くクリアできます。
声を出すことで腹筋に力が入り、上体の力が抜けるのでしょう。
更に余計なことを考えなくなるので効果絶大です。

皆さん、パイスラは「イチ、ニィ」を連呼しましょう。

オールシーズンジャケットのインナーを外し、グローブはレザーメッシュで臨んだにもかかわらず、アンダーウェアは汗でびっしょり、冷たい雨もあいまって身体が冷えてきて・・・
グローブも雨が浸みて・・・「ウー、さぶー」
右手の指がこむら返りになり、右腿の内側が引きつってきました。

30分ほど時間を残して見学することにしました。
転倒も無く、パイロンタッチ1回だけど自分では満足の一日でした。

最後に、「上級」の感想を少し。
「中級」との大きな違いは、皆さん反復練習を徹底的にされているということだと思います。
倒れたパイロンの数が殆ど無いことからもミスの少なさが伺えます。

コース設定が少しタイトですが、CB400であれば問題ないでしょう。
ベテランさんが多いため、進行がスムースなので自然と走行距離も伸びます。
タップリ楽しみない方にはお勧めです。

しかし、「中級」でしっかり反復練習を積んでおけば更に楽しめることでしょう。
「中級」と「上級」の技術的な差はそれほど大きくないと思います。
むしろ反復練習で得られた経験値と実力の厚みに差を感じました。

でも確実に「上級」の背中は見えました。追い付けない距離ではありません。
CB1300+「中級」で気持ちよく楽しみ、たまに「上級」で刺激を受ける。
そんな感じで行きたいと思います。

(追伸)CB1100がHMSデビューすれば、間違いなくパワーと機動性からベストバイクになること間違いなしです。
年明け早々か?

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